平成17年(2005年)7月下旬。西牧ご夫妻にとって、いよいよ「日本百名山・夫婦で登頂」の記念すべき最終目標、100座目となる剣岳(つるぎだけ)の記録です。
前年(平成16年)に強風とガスのため前剣の先で無念の撤退を余儀なくされた剣岳。結果的にこの険しい岩の殿堂が100座目として残ることになり、お二人は「気合を入れて」この大一番に臨まれました。
アタック前夜から出発直前まで風とガスが強く、内心暗い気持ちになったとのことですが、出発と同時に見事に晴れ上がり、その後は快晴という奇跡的な天候に恵まれます。難所として名高い「カニのタテバイ」を無事に通過し、7月21日午前9時40分、ついに剣岳山頂へ到達!ツアー仲間11名からの盛大な祝福を受け、至福のひとときを過ごされました。
48 剣岳 (2999m) 富山
立山連峰の北に位置する。鋭角的な岩稜は“岩の殿堂”として、クライマーを魅了。南東側の日本三大雪渓のひとつ。室堂からの標高差は少ないが、途中の岩場は鎖、梯子をまじえた難所で、所要5時間30分。
(※欄外メモ:2999m → 2998m)
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※7〜9が選択)
■ 山行データ
- 日時: 2005 H17年 7月 19日(火) 〜 7月 22日(金) 晴
- メンバー: くらぶ歩きんぐ11名(男5, 女6) (リーダ 桜庭氏) マイクロバス(日立電鉄観光)
- コース:
7/20: 室堂(7:00) … 新剣御前乗越 … 別山乗越 … 剣山荘(泊)(14:30)
7/21: 剣山荘(6:00) … 一服剣(7:00) … 前剣 … 頂上(往復)(9:40) … 別山乗越(15:30) … 雷鳥沢ヒュッテ(泊)(17:30)
■ 山行日記
- 昨年(H16.8/31〜9/3) 前剣の先で強風・ガスのため撤退している。今回は結果として100座目となるので、気合を入れて望んだ。
- 7/20 夜半から7/21出発直前まで風とガスが強く、内心暗い気持になったが6:00出発と同時頃から晴れ始め以後快晴となった。うわさに聞くカニのタテバイも無事通過して9:40頂上に立った。同行の仲間11名の盛大な祝福をうけ、至福のひと時をすごした。
- 下山ルートのカニのヨコバイも慎重に通過して剣山荘に13:30着、雷鳥沢ヒュッテには17:30到着。ビールで乾杯して喜びを増巾した。夜、小生持参した横断幕に全員からサインをいただいた。
- 思えば、H9/8 定年退職後に始めた「日本百名山・夫婦で登頂」も9年にして完全達成したことになる。よくやったと思う。記録をまとめて永く楽しみたい。さて、今後は何を目標とするか!!
登頂 100 座目
- 剣岳の標高が最近2999mに訂正された。その一等三角点の新標の運び上げがTVで報じられた。
(※欄外メモ1:H17/7 647,308)
(※欄外メモ2:1回目 アルバムNo 208, 209. 2回目 216, 217.)
■ 日本百名山・夫婦で登頂達成
下山後の別山乗越にて撮影された記念写真には、「日本百名山・夫婦で登頂達成」の文字とともに、忠彦様(68才)と菊江様(63才)の誇らしく晴れやかな笑顔がしっかりと収められています。

以前から百名山の対象となる山々には登頂されていましたが、平成9年の定年退職を機に夫婦での完登へ本格的に始動し、そこから実に9年の歳月をかけて成し遂げた偉業。「よくやったと思う」という飾らない一言に、計り知れない努力と達成感が詰まっています。
そして、この百名山完登という大きな節目から2年後の2007年(平成19年)8月20日には、三女様の長女として、西牧家にとって待望の初となる女の子のお孫さん、愛莉(あいり)ちゃんが誕生するという新たな喜びが訪れました。
2010年頃に撮影されたお孫さん全員との集合写真では、中央で忠彦様が愛莉ちゃんを抱きかかえ、立派に成長された男の子のお孫さんたちに囲まれる、この上なく幸せそうな表情を見せています。

「今後は何を目標とするか!!」と手記を締めくくった忠彦様ですが、百名山達成後の日々もまた、次世代へと受け継がれるご家族の愛と賑やかな喜びに満ち溢れていたことが伝わってくる、最高のフィナーレです。
