【第78章】薬師岳:雨の太郎平と大展望の山頂!そして人前でのバッテリー騒動

平成15年(2003年)8月中旬。黒部源流に位置し、美しいカール地形を持つ名峰・薬師岳の記録です。今回はツアーでの参加でしたが、事前にシビックセンターで打合せ会が開催されるなど、リーダーの熱意が感じられるスタートとなりました。

初日は折立からの登りで大雨に見舞われかなり濡れてしまいましたが、翌日は見事な晴天に。整備された歩きやすい道を登り切った山頂は、まさに「大展望台」でした。槍ヶ岳や穂高岳をはじめ、剣岳、立山まで北アルプスの名立たる名峰を一望できる素晴らしい景色を満喫されています。また、昭和38年の愛知大学山岳部遭難事故が起きた東南尾根を見下ろし、「平坦なところ程、雪やガスで視界がゼロになると危険である」と、山の恐ろしさにも静かに思いを馳せておられます。

そして最後には、雲ノ平にてカメラのバッテリー(CR2)切れ騒動が勃発!予備は持参したもののどこにしまったか分からなくなり、人前でパッキングを全部ひっくり返すという「みっとも無い」失敗談も正直に書き残されています。以前の槍ヶ岳遠征(第68座)の際にも切らしてしまったCR2バッテリーですが、今回もまたしてもドラマを生んでくれた、お義父様のお茶目で人間味あふれるエピソードです。

50 薬師岳 (2926m) 富山
黒部源流の山のひとつ。氷河時代をしのばせる3つのカール地形をもつ。古くから信仰の山として知られ、山頂の岩の積み重なりの上に薬師如来をまつった祠がある。有峰湖畔の折立から太郎兵衛平をへて8時間。
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※7〜10が選択)

■ 山行データ

  • 日時: 2003 H15年 8月 19日(火) 〜 8月 20日(水) (8/19 雨, 8/20 晴) (黒部五郎岳と同時)
  • メンバー: ツアー (くらぶ歩きんぐ) (リーダー 桜庭氏、ドライバー 潮田氏)
  • コース:
    8/19: 立山I/C ー 折立 … 太郎平小屋(泊)(17:00)
    8/20: 太郎平小屋 … 薬師岳頂上 … 太郎平小屋(泊)

■ 山行日記

  • 8/4に事前打合せ会がシビックセンタであった。リーダー桜庭氏の今回のツアーに対する思い入れの表れであろう。
  • 折立から太郎平小屋までの登りが大雨となり、かなり濡れた。
  • 翌日は晴れた。薬師岳までのコースは良く整備され歩き易いものだった。頂上からの展望は素晴らしいもので、槍ヶ岳、笠ヶ岳、穂高岳、鷲羽岳、水晶岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、剣岳、立山など大展望台であった。
  • S38年冬の愛知大13名遭難の東南尾根も静かに明るくのびている。何故こんなところで…と思うようなところではあるが、雪やガスで視界がゼロとなったとき、平坦なところ程、危険であると云う。
  • カメラのバッテリ(CR2)切れのさわぎを起した。予備は持参したがどこにしまったか、人前でパッキングを全部ひっくり返すさわぎをした。みっとも無い。(雲ノ平にて)

登頂 78 座目
(※欄外メモ1:H15/8 222,744 (黒部五郎岳含む) 雲ノ平周遊)
(※欄外メモ2:アルバムNo 158.)

参照ファイル: 050_78-薬師岳.jpg

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