平成15年(2003年)10月上旬。中央アルプス最南端部に位置し、天照大神の伝説が残る恵那山の記録です。今回は高木ご夫妻との4人での山行となりました。
案内書にある黒井沢高原からのコースは台風による道路崩落で通行止めとなっており、神坂峠からのルートへ変更しています。早朝に道順を確認するため立ち寄った「ホテル花更紗」では、従業員の方が快く対応してくださり、人の温かさに触れる気持ちの良いスタートとなりました。
しかし、山行自体はガスが濃く、展望のきかない厳しいものに。登りではガスのおかげで見えなかった「ウバナギ」や「天狗ナギ」といった危険箇所が、下山時にはっきりと見えてゾーッとしたというリアルな描写から、険しい道のりが伝わってきます。避難小屋での昼食時も寒さに震え、火を起こすか迷った末に「跡片付の問題」を考えて着衣で我慢するという、山を愛するがゆえのモラルある判断も記録されています。
全行程で出会った登山者はわずか3人という静かな山行の締めくくりは、幸彦さんに手配してもらったトヨタの施設「つどいの丘」での宿泊。随所に周囲の人々への感謝の念が散りばめられた、味わい深い手記です。
76 恵那山 (2191m) 長野・岐阜
中央アルプス最南端部の山。山名は、天照大神の胞衣(胎児を包んでいる膜)をこの山に納めたという伝説に由来する。山の形はなだらかで、地元でも「鍋づる」とも呼ぶ。黒井沢高原から3時間10分。
(※欄外メモ:このコースは車が入れずNG(台風で道路が崩れたらしい))
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※7〜10が選択)
■ 山行データ
- 日時: 2003 H15年 10月 1日(水) 〜 10月 3日(金) 曇 (頂上はガス)
- メンバー: 個人 (マイカー) 4人 (高木夫妻)、(豊田I/Cまでは父も同乗)
- コース:
10/2: 「つどいの丘」(4:00) ー 中津川I/C ー 神坂峠(6:40) … 恵那山(12:00) … 神坂峠(16:45) ー つどいの丘(泊)(18:20)
10/3: つどいの丘(8:30) ー 豊田東I/C(12:00) == 日立(20:00)
■ 山行日記
- 神坂峠への道順を確認するため、中津川温泉の湯舟沢ホテル花更紗に寄った。ここで手洗等を拝借したが、当宿の従業員から早朝にもかかわらず気持良く対応してくれてありがたかった。
- ガスが濃く、登山開始時から下山まで展望はきかなかった。
- 登りのガスの中で見えなかったのが幸いしたかウバナギや天狗ナギ等の危険な場所で、これが下山時にははっきり見えてゾーッとした。
- 山頂近くの避難小屋に着いて昼食をとる時、体が冷え込んで来たので火を起こそうかとの話も出たが、跡片付の問題もあり止めにして、着物で調整した。寒かった。
- 神坂峠近くまで下山した時、ようやくガスが晴れて来て恵那山の九合目位までが見えた。
- 山行中3人の登山者にしか逢わなかった。静かな山行だった。
- 幸彦に頼んでトヨタの施設に宿泊した。ありがたかった。(つどいの丘)
登頂 83 座目
(※欄外メモ1:H15/9 100,662)
(※欄外メモ2:アルバムNo 171, 172.)
