平成13年(2001年)7月下旬。道東三山遠征のフィナーレを飾り、そしてついに日本百名山の折り返し地点となる記念すべき「登頂50座目」、知床半島の最高峰・羅臼岳の記録です。
50座目の節目は、決して平坦な道のりではありませんでした。羅臼平から山頂にかけての岩場登りで、多くの登山者に「せかされた気分」になり、精神的な余裕を失ってしまったお義父様。「これまでの登山の中で一番の危険度を感じた」と、周囲には悟られずとも内なる恐怖と戦っていた赤裸々な心理が綴られており、登山の本当の怖さは地形ではなく「心の焦り」から生まれるという深い教訓を教えてくれます。
その危機を冷静に乗り越え、快晴の山頂で目にした国後島、山を越える雄大な気流、そして太平洋とオホーツク海の色は、まさに50座目にふさわしいご褒美でした。
こうして大満足のうちに過酷な北海道遠征を終え、7月20日に無事自宅へと帰り着いた西牧ご夫妻。するとその翌日の7月21日、まるで二人の無事の帰還を待っていたかのように、西牧家に待ちに待った「最高の吉報」が飛び込んでくるのです……!
2 羅臼岳 (1660m) 北海道
知床半島の最高峰。頂上付近は黒っぽい岩におおわれている。展望がよく、知床連山のほか、国後島、斜里岳、阿寒の山々も見える。山頂手前の羅臼平は明るい地形で、高山植物が多い。岩尾別温泉から3時間20分。
(※欄外メモ:1660 – 240 = 1420)
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※7,8,が選択)
■ 山行データ
- 日時: 2001 H13年 7月 19日(木) 〜 7月 20日(金) 晴 (斜里岳と阿寒岳と同時)
- メンバー: ツアー (日立電鉄観光) 23名 (高木夫妻同行) (インストラクタ 高橋氏、現地ガイド 佐藤氏)
- コース:
7/19: ウトロ温泉(夕陽のあたる家) 6:00 ー 登山口(岩尾別温泉) 6:10 … 木下小屋 … 弥三吉水 8:10 … 二ツ岩 9:00 … 羅臼平 9:35 … 頂上(往復) 10:40〜11:20 … ホテル地の涯(泊) 15:00
7/20: ホテル地の涯 7:25 ー 網走海鮮市場 9:45 ー 女満別空港 11:25 ー 羽田 13:10 = 日立
■ 山行日記
- これまでの登山の中で一番の危険度を感じた。羅臼平から頂上までの岩石の登降で、時間をかけてゆっくりやれば問題は少ないところであったが、登山者が多く、せかされた気分になっていた。この気持の余裕の無さが非常に危険な状態を作り出していた。周りの人達には気付かれなかったと思うが、初めて危険を感じた。
- 晴れの頂上から小生が是非見たいと思っていたものが、良く見えた。①国後島、②羅臼山地を越えて行く気流、③太平洋とオホーツク海の色。頂上にいた時間は少時だったが、雄大な気流が目の前を、足元を流れて行く様には感動した。
- 注意報は出ていたが熊は出なかった。花もきれいだった。
- 「地の涯」と云う宿も良かったが、今回の仲間も良かったようだ。
- ウトロ温泉には大分前に家族旅行で来たことがあったが、当時とあまり変ってはいなく、そのときはウトロ温泉ホテル街のプリンスホテルに投宿したのだった。
登頂 50 座目
(※欄外メモ:H13/7 297,062 (道東三山) / アルバムNo 109, 110, 111.)
