【第72章】平ヶ岳:真夏の13時間半!百名山屈指の難コースと、初めての「シニア割引」に思うこと

平成14年(2002年)8月上旬。高木ご夫妻を伴って挑んだのは、日帰りコースとしては日本百名山の中で最も過酷とも言われる平ヶ岳(ひらがたけ)です。

皇太子殿下が登られたことで有名になった短縮ルート(中ノ岐川コース)は地元役場の指示で通れず、従来の鷹ノ巣登山口からの正規ルートを選択。早朝5時から夕方18時半まで、なんと13時間30分もの長丁場となりました。真夏の猛暑の中、1人で4リットル近くの水を消費し、最後は「汚れたような水まで飲んだ」という壮絶な行程でしたが、百名山中もっとも手強い山を完登した満足感はひとしおだったようです。

下山後に泊まった清四郎小屋では、美味しい料理と銘酒「八海山」に舌鼓を打ち、主人手造りの風呂でアブと格闘。そして帰路に立ち寄った塩原の温泉では、初めて「65歳以上のシニア割引」の恩恵を受け、「うれしいような、淋しいような気分になった」と、お義父様の飾らない等身大の哀愁が綴られています。過酷な登山と人間味あふれるエピソードが交差する、味わい深い山行録です。

26 平ヶ岳 (2141m) 新潟・群馬
尾瀬の北方に位置する。山頂周辺は山名のとおり平坦気味で、池塘を配す。分水嶺になっていて、只見川は日本海へ、利根川は太平洋へ注ぐ。近くに玉子石と呼ばれる巨岩が立つ。鷹ノ巣登山口から6時間。
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※7〜10が選択)

■ 山行データ

  • 日時: 2002 H14年 8月 4日(月) 〜 8月 6日(水) 晴 (下山後半ガス)
  • メンバー: 個人 (マイカー) 4人 (高木夫妻同行)
  • コース:
    鷹ノ巣(清四郎小屋)(5:00) … 登山口(5:45〜5:55) … 下台倉山(7:35) … 台倉山(9:10) … 池ノ岳(11:25) … 頂上(12:10〜12:40) … 玉子石(13:30) … (往路を戻る) … 清四郎小屋(泊)(18:25〜18:40)
    8/6: 小屋 ー 塩原(華の湯) ー 自宅

■ 山行日記

  • 往路・桧枝岐村で夏祭の雪滑りを見物した(雪を保存するのは大変だ)
  • 皇太子が登ったということで有名になった中ノ岐川からのコースは、5〜6時間で往復出来ると云う。しかし地元の役場では禁止しているというので、従来のコースをとることにした。
  • 早朝5:00から夕方18:30まで13時間30分の長行程であった。真夏である。水を3L以上、4L近く飲んだ。最後は汚れたような水まで飲んだ。
  • 下山した時大分疲労していたがメンバーは、百名山中もっとも手強い平ヶ岳を13時間以上かかったが完登出来たことに満足感を覚えているようだった。
  • 清四郎小屋の料理はなかなか旨かったし、酒「八海山」も旨かった。又、主人手造りの風呂も良かったが「アブ」の攻撃には閉口した。
  • 帰路、塩原の華の湯に寄って入浴したが、65才以上300円(一般700円)とあって、小生ひとりがその恩恵にあずかったが、うれしいような、淋しいような気分になった。

登頂 72 座目
(※欄外メモ1:H14/7 38,015)
(※欄外メモ2:アルバムNo 144, 145)

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