平成13年(2001年)9月中旬。ご近所の高木夫妻とともに日立電鉄観光のツアーで訪れた新潟県・巻機山(まきはたやま)の記録ですが、冒頭に記された一文が強烈なインパクトを放っています。
「『米国同時発テロ』の翌日である。」
前日の9月11日に発生した歴史的な大事件により、テレビもツアーの車内もその話題で持ちきりだったとのこと。そんな中、「これからの戦争は若者がコンピュータで指示を出し、前線の兵(中高年の山登り者)が動くようになる。その時は軽い武器を要求しよう」という、なんとも生々しくもユーモア(一寸不謹慎、と断りつつ)を交えた笑い話が出たというエピソードは、当時の緊迫した空気と中高年ハイカーたちの人間味が交じり合った、生の手記ならではの貴重な記録です。
山頂付近はあいにくのガスで展望は得られず、最高点も自然保護のため立ち入り禁止となっていましたが、下山途中に振り返って見た「女性的なたおやかな山並み」に心を癒やされた様子。帰路には日本三大渓谷の清津峡や、166人乗りという巨大ロープウェイを楽しんだ、歴史の大きなうねりの中で決行された忘れがたい山行録となっています。
27 巻機山 (1967m) 新潟・群馬
山名は、頂上一帯が御機屋と呼ばれ、美女が機を織っていたという伝説に由来するという。山麓に機織りの女神をまつる。山頂部はなだらかで、池塘が散在する。沢登りも人気。清水から4時間10分。
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※6〜10が選択)
■ 山行データ
- 日時: 2001 H13年 9月 12日(水) 〜 9月 14日(金) 曇 (頂上はガス)
- メンバー: ツアー (日立電鉄観光) 15名 (高木夫妻同行) (インストラクタ 高橋氏、添乗員 国井氏)
- コース:
9/13: 清水(上田屋) 5:00 … 桜坂 5:45 … 前巻機山(ニセ巻機) 9:30 … 御機屋 … 牛ヶ岳 10:30 … (往路を戻る) … 上田屋 16:00 ー 六日町温泉(ニューホテル越路荘)(泊)
9/14: ホテル 8:15 ー 清津峡 9:00〜9:50 ー アルプの里 11:00〜13:00 ー 日立
■ 山行日記
- 「米国同時発テロ」の翌日である。
- TVもツアーメンバーもその話題でいっぱいだった。一寸不謹慎ではあるが、その時の笑話のひとつとして「これからの戦は、若者が後方のコンピュータ室の中から、前線の兵(中高年の山登り者)に指令を出すようになる。その時は前線の兵としては軽い武器を要求しよう」などという話があった。
- 頂上はガスで展望は得られなかった。最高点は御機屋と牛ヶ岳の間にあったが自然保護のため立入禁止になっていた。
- 下山途中、避難小屋付近からふり返ると割引岳や巻機山、牛ヶ岳が望めた。女性的なたおやかな山並みである。天狗岩も良く見えた。
- 帰途、日本三大渓谷の清津峡を観光。柱状節理を良く見ることが出来た。更に、アルプの里(ロックガーデン)を観光した。花期はほとんど終りに近く、特に見るべきものは無かった。最大級のロープウエイ(166人乗)に乗った。
登頂 52 座目
(※欄外メモ:H13/8 102,817 / アルバムNo 116, 117.)
