【第53章】北岳:日本第2位の高峰へ!絶景の登りと高山病の洗礼

平成13年(2001年)9月下旬。富士山に次ぐ日本第2位の高峰であり、南アルプスの盟主・北岳(きただけ)の記録です。

「最高の登山日和」という言葉通り、圧倒的な迫力の北岳バットレスを真正面に捉え、甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳、鳳凰三山といった名峰たちを指呼の間(すぐそば)に眺めながらの登りは、まさに百名山探訪の醍醐味を凝縮したような素晴らしい時間だったようです。

しかし、標高3192mの頂きは甘くありません。宿泊した北岳山荘は「布団1枚に2名」という大混雑。さらにお義父様は到着後に高山病を発症してしまい、大好きな晩酌も我慢して床に伏せることになってしまいます。「高山病のときは深く寝込んではいけないのだそうだ」という現地で得た教訓も、過酷な環境下でのリアルな体験談として非常に読み応えがあります。

欄外には、几帳面な字で「日本の標高ベストテン」が書き込まれており、山への深い愛情と知求心がひしひしと伝わってくる充実の山行録です。

80 北岳 (3192m) 山梨
富士山に次ぐ国内第2位の高峰。間ノ岳、農鳥岳をあわせて白峰三山を形成する。東面にバットレスと呼ばれる大岩壁をもつ。大樺沢の大雪渓は夏、涼味満点。広い駐車場のある広河原から八本歯のコル経由6時間。
(※欄外メモ:3192 – 1529 = 1663)
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※6〜9が選択)

■ 山行データ

  • 日時: 2001 H13年 9月 21日(金) 〜 9月 22日(土) 晴 (間ノ岳と同時)
  • メンバー: ツアー (茨城旅行センター) 32名 (インストラクタ 小島先生、サブリーダ 渡辺氏) (申込み大海氏)
  • コース:
    広河原 5:50 … 二俣 8:45 … 肩の小屋 11:00 … 北岳頂上 12:28〜12:50 … 北岳山荘(泊) 15:00

■ 山行日記

  • 晴天に恵まれ最高の登山日和であった。北岳バットレスを正面に見ながらの登山。甲斐駒ヶ岳、仙丈岳、鳳凰三山を指呼の間に見ながらの登りである。
  • 二俣から小太郎尾根への右俣コースの花類はすでに終りで特筆するものはなかった。
  • 北岳山荘では布団一枚に2名の混雑状態だった。小生は小屋到着後、少し体調がおかしくなって来た。高山病であろうという。酒も飲まず床に横になっていた。寝込んではいけないのだそうだ。他のグループで小生よりひどい症状の女性もいた。翌朝は良くなった。
  • さすがに人気の高いコースであり登山道や小屋の整備は良く、特にトイレは有料であるが、気持よかった。

登頂 53 座目
(※欄外メモ1:H13/9, 114344 (間ノ岳含む) (申込み大海氏) / アルバムNo 118.)
(※欄外メモ2:(ベストテン) 標高順 ①富士山 3776 ②北岳 3192 ③穂高岳 3190 ④間ノ岳 3189 ⑤槍ヶ岳 3180 ⑥悪沢岳 3141 ⑦赤石岳 3120 ⑧御嶽 3067 ⑨塩見岳 3052 ⑩仙丈岳 3033 / (北アルプス 4座 南アルプス 6座))

目次