平成13年(2001年)9月下旬。前日の北岳から続く、白峰三山縦走の記録です。
心配された高山病もすっかり回復し、早朝5時に見事な「朝富士」を拝んでのスタート。仙丈ヶ岳や塩見岳などの南アルプスの峰々はもちろん、遠く北アルプスまで見渡せるという最高の天候に恵まれました。日本第4位の高峰である間ノ岳(あいのだけ)ですが、「歩き始めが3000m付近のため、それほど高い尾根を歩いている実感がない」という率直な感想も、縦走登山ならではの面白い感覚です。
しかし、農鳥岳からの下山時にツアー客の女性が右足首を捻挫するというアクシデントが発生します。体力のある40〜50代のメンバーが交代で背負って下山し、全員で飲み水を供出するという助け合いのドラマが展開されますが、「自分たちの水も無くなって困った」「大門沢小屋は混雑した上に寒くて困った」というお義父様のリアルな本音もポロリ。美しい景色と登山の過酷さ、そしてリアルな人間模様が入り交じる、非常に読み応えのある山行録となっています。
81 間ノ岳 (3189m) 山梨・静岡
標高は国内第4位。風格のある大きな山体で白峰三山の中央に位置する。頂上部は広く、霧の発生時には道を見失う人もいる。南斜面に大井川源流をもつ。山頂は、農鳥岳、塩見岳への分岐点。広河原から7時間。
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※7〜9が選択)
■ 山行データ
- 日時: 2001 H13年 9月 23日(日) 〜 9月 24日(月) 晴 (北岳と同時)
- メンバー: ツアー (茨城旅行センター) 32名 (インストラクター 小泉先生、サブリーダー 渡辺氏)
- コース:
9/23: 北岳山荘 6:00 … 中白峰 … 間ノ岳山頂 8:20 … 西農鳥岳(3051m) … 農鳥岳山頂(3026m) 11:50 … 大門沢小屋(泊)
9/24: 小屋 … 奈良田温泉(入浴) ー 甲府I/C == 日立
■ 山行日記
- 心配をかけた高山病は、すっかり良くなっていた。
- 早朝5:00の「朝富士」は実に見事だった。今日も天気は上々であった。仙丈岳、北岳、塩見岳など南アルプスのほとんどの峰々が見渡せた。又乗鞍岳や北アルプスも遠望できた。八ヶ岳は実に近くに見えた。
- 間ノ岳は我が国第4位の高峰であるが、今日の歩き始めが3000m付近からであり、それ程の高尾根を歩いているという実感はない。尾根道は広く歩き易いが、ガスの時などは方向を失うというのもうなづける。
- 農鳥岳からの下山時に怪我人(右足首ネンザ)が出た。婦人の怪我人だったがこれを下山させるのに、体力に自信のある40〜50代のメンバー3〜4名が交代で背負って下った。
- 背負う人に飲ませる水を全員が供出したがこれも十分ではなかったし、自分達の分も無く困った。
- 大門沢小屋はやはり布団一枚に2名の混み具合だったが、なぜか気温が低く実に寒くて困った。
登頂 54 座目
(※欄外メモ:(北岳を含む) / アルバムNo 118〜119.)
