【第68章】槍ヶ岳:憧れの頂へ!裏銀座縦走の幕開けと、記憶に残る最後のハシゴ

平成14年(2002年)7月中旬。台風7号をやり過ごして日程を1日シフトするという的確な判断のもと、ツアーで挑んだ「憧れの槍ヶ岳」の記録(西牧家・登頂68座目)です。ここから裏銀座縦走という壮大な山行が幕を開けます。

午前中は見事な快晴に恵まれ、坊主岩付近の雪渓から、写真で見慣れた槍の穂先を心ゆくまで堪能できたとのこと。しかし、頂上に着く頃にはガスに包まれ、惜しくも展望は得られませんでした。それでも、名物の「最後のハシゴ」を下る第一歩が一番恐かったというリアルな感想や、西鎌尾根(左俣岳付近)の雪田をガスの中で慎重に越える緊張感など、3000m峰ならではの厳しさが克明に記されています。

さらに、仕事の都合で双六小屋から荒天の中を単独下山したメンバーの無事を祈る思いや、カメラのバッテリー(CR2)が切れて山小屋で使い捨てカメラを買う羽目になったという山ならではのハプニングまで、当時の情景が鮮明に浮かび上がる、思い出話のタネが尽きない素晴らしい記録です。

54 槍ヶ岳 (3180m) 長野・岐阜
頂上部は岩峰のピラミッド型で、遠くからでも一見してそれとわかる。標高は国内第5位。頂上から東西南北に尾根が派生し、ルートが交差する。南側は大キレットをへて穂高連峰に続く。上高地から10時間。
(※欄外メモ:3180 – 1500 = 1680)
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※7〜9が選択)

■ 山行データ

  • 日時: 2002 H14年 7月 17日(水) 〜 7月 18日(木) 晴 (裏銀座縦走と同時)
  • メンバー: ツアー (くらぶ歩きんぐ) 7人 (リーダー 桜庭氏、ドライバー 潮田氏)
  • コース:
    7/17: 上高地(11:00) … 槍沢ロッジ(泊)(16:00)
    7/18: 槍沢ロッジ(7:00) … 槍岳山荘(11:40) … 槍ヶ岳山頂(12:20) … 樅沢岳(16:00) … 双六小屋(泊)(17:40)

■ 山行日記

  • 憧れの槍ヶ岳登頂である。台風7号をやり過して1日シフトした。
  • 午前中はきれいに晴れた。昔から写真等で見慣れた槍ヶ岳の全貌が、心ゆくまで楽しめた。坊主岩付近の雪渓からの眺めは最高だった。
  • しかし頂上に登った頃からガスになり、頂上からの展望は得られなかった。それでも槍岳山荘付近から東方は晴れていて、近日中に登る予定の常念岳がきれいに見えた。頂上への最後のハシゴが小生は一番恐かった(下りの第一歩)
  • 西鎌尾根の左俣岳付近には大きな雪田が残っており、ガスで先後が良く見えないので渡り切ると渡り口の見定めがむつかしい。踏み跡も見えない時は、非常に不安になる。リーダーは慎重に通過した。
  • メンバーのひとりが仕事の都合で双六小屋から下山することになり、新穂高温泉に単独下山した。かなり荒天だったので無事の下山を祈った。(7/18は約11時間歩いた)

登頂 68 座目

  • カメラのバッテリ(CR2)が切れた。予備もなく、双六小屋で「使い捨てカメラ」に切り替えざるを得なかった。
    (※欄外メモ1:H14/7 181,908)
    (※欄外メモ2:アルバムNo 138)

参照ファイル: 054_68-槍ヶ岳.jpg

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