平成13年(2001年)6月中旬。ご夫婦で訪れた奥秩父・甲武信岳の記録です。
十文字峠から三宝山にかけては見事なシャクナゲのトンネルが続き、ミツバツツジやイワカガミなど数多くの可憐な高山植物が目を楽しませてくれました。一方で、山頂に3県それぞれの立派な標識が並んでいるのを見て「無駄の見本」とバッサリ斬る視点も健在です。
早く着いた山小屋で下山しようとしたところ、名物主人に強く引き留められて宿泊することに。焼酎をご馳走になったり、「8月のそば打ちで尺八を吹いてくれないか」と誘われたりと、山小屋ならではの心温まる交流が綴られた味わい深い山行録です。(2400mでの尺八は息が苦しい、という本音には思わず笑ってしまいますね!)
67 甲武信岳 (2475m) 山梨・埼玉・長野
山名由来は、甲斐・武蔵・信濃の境界に位置する説が有力だが、山頂付近の形状が拳に似ているからという説もある。笛吹川、千曲川、荒川の三つの源流の分水嶺。長野側の梓山から6時間20分。
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※6〜11が選択)
■ 山行データ
- 日時: 2001 H13年 6月 11日(月) 〜 6月 13日(水) 晴
- メンバー: 個人 (マイカー)
- コース:
6/11: 須玉I/C ー 梓山 ー 毛木平(P)(車中泊) 16:00
6/12: 毛木平 6:20 … 十文字峠 8:40〜9:00 … 三宝山 12:40 … 山頂 13:30 … 甲武信小屋(泊) 14:15
6/13: 小屋 5:40 … 山頂 6:10 … 千曲川源流 9:00〜10:00 … 毛木平(P) 12:20〜14:15 ー 須玉の湯(若神楼) 15:20 == 日立
■ 山行日記
- 毛木平の駐車場は整備されていて、他に3台の車中泊も登山者もいっしょだったので心強かった。
- 十文字峠付近のシャクナゲの群生は実に見事なもので、昔話では十文字小屋で手を入れて管理していると云う。ここから三宝山にかけてもシャクナゲのトンネルが随所に見られた。三宝山(2483m)の方が高いので昔はこちらの方が主と見られたらしい。花は豊富だった(ミツバツツジ、オオバナエンレイソウ、ベニバナイチヤクソウ、ツバメオモト、ゴゼンタチバナ、イワカガミ)
- 頂上には3県の行政がそれぞれ立派な標識を建てていた。無駄の見本。目の前に木賊山、西大へは金峰山への尾根が見渡せたがそれ以遠は雲の中だった。
- 甲武信小屋へは早く着いたので、泊らず下だるとしたら、小屋の主人(山中徳治氏)(小屋は奥さんが経営している)に強く引きとめられ、やはり1泊した。焼酎をご馳走になった。又、8月に3流の源流水(荒川、千曲川、笛吹川)を集めた「そば打ち」があるので食べに来て、尺八を吹いてくれないか等の話も出た。2400mでの尺八は一寸息が苦しい。
- 須玉の湯(若神楼)で入浴、休憩して帰途についた。
- 毛木平(P)付近のベニバナイチヤクソウの群生は見事なものであった。
登頂 45 座目
(※欄外メモ:85752 H13/6 / アルバムNo 93.)
