【第87章】鳳凰山:極寒の小屋泊と臨機応変な計画変更!カモシカとの遭遇と白峰三山の大展望

平成15年(2003年)10月下旬。地蔵岳、観音岳、薬師岳の三山を総称する鳳凰山の記録です。今回は夜叉神峠からの入山が道路事情によりできず、御座石(ございし)鉱泉からのルートを選択されています。

天候には恵まれたものの、登山道につららが見られるほどの厳しい寒さに直面。宿泊した鳳凰小屋では、着込んでマットレスやシュラフ(寝袋)、毛布を重ねても寒さでなかなか寝付けないほどでした。この過酷な体験から、当初予定していた「小屋2泊・ドンドコ沢下山」の計画を急遽変更し、翌日は中道コースで下山して御座石鉱泉へ宿泊するという臨機応変な判断を下しています。ベテランならではの無理をしない的確な危機管理です。

山行中は、収容人数200名の小屋にわずか5名という静かな夜を過ごし、同宿となった竜ヶ崎市の木村氏とは下山後の御座石鉱泉でも同宿となり、後日写真をいただくという温かい交流もありました。下山中にはわずか10mの距離でニホンカモシカに遭遇するハプニングも発生し、カメラを向ける前に逃げられてしまった「残念!!」という素直な悔しさが微笑ましいです。

シンボルである奇岩オベリスクには登らなかったものの、「白峰三山の展望台」と称されるだけある素晴らしい絶景に大満足し、帰路には宿の主人の勧めで精進ヶ滝を観光するなど、柔軟な計画変更が功を奏した充実の遠征録となっています。

79 鳳凰山 (2840m) 山梨
鳳凰山は山域の総称。オベリスク(尖塔の意味)という岩峰をもつ地蔵岳(2764m)はシンボル的存在。最高峰の観音岳(2840m)と薬師岳(2765m)をあわせて鳳凰三山と呼ぶ。御座石鉱泉から観音岳まで6時間10分。
(※欄外メモ:2840 – 1090 = 1750)
登山適期:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫(※7〜10が選択)

■ 山行データ

  • 日時: 2003 H15年 10月 24日(金) 〜 10月 26日(日) 晴
  • メンバー: 個人 (マイカー)
  • コース:
    10/24: 御座石鉱泉(9:30) … 鳳凰小屋(泊)(14:50)
    10/25: 小屋(6:45) … 地蔵岳(8:15) … 観音岳(10:15) … 薬師岳(11:30) … 青木鉱泉(13:45) … 御座石鉱泉(泊)(14:40)
    10/26: 御座石鉱泉(8:30) ー 精進ヶ滝(10:00〜12:00) ー 埼玉(13:00) ー 日立(帰着)(17:30〜18:30)

■ 山行日記

  • 天候に恵まれた。気温は低く登山道側にはつららも見られた。鳳凰小屋の夜は非常に寒く、着込んで、マットレス、寝袋、毛布などをかけてもなかなか寝つかれなかった。この小屋2泊を考えていたが変更してあと1泊は下山して御座石鉱泉に泊ることにした。
  • このため当初予定したドンドコ沢の下山はやめて中道コースとした。
  • 小屋の同宿者は我々を含めて5名であり、200名は可という小屋が淋しかった。単独行の木村氏(竜ヶ崎市)とはこの後、前後して歩き、御座石鉱泉でも同宿だった。後日写真をいただいた。
  • 中道コース下山中、ニホンカモシカに出合った。わずか10m位のところへ突込んで来て当方を脅しているようだった。カメラを向けると逃げられた。残念!!
  • 白峰三山の展望台といわれるだけのことはある。その眺望は大満足であった。奇岩オベリスクには登らなかった。
  • 帰途、宿の主人のすすめもあって、精進ヶ滝を観光した。
  • 夜叉神峠からは道路事情で入山出来ず、今回のコースとした。

登頂 87 座目
(※欄外メモ1:アルバムNo 179, 180, 181, 182.)

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